糖質を制限しすぎると逆に糖尿病になる?

ダイエット効果や糖尿病を改善する効果があるということで注目されている食事が糖質制限と呼ばれるものです。
糖質制限の方法は、普段の食事の中に含まれる糖質を制限するというシンプルなものです。
しかし、やり方を間違えてしまうと、体に害を及ぼす可能性もあります。

特に注意しなければならないのは糖質を制限しすぎるということです。
食事から摂取した糖質は、血糖になります。
血糖は全身に運ばれ、体のエネルギー源となります。
そのため、糖質が不足すると生命活動に支障をきたすことも考えられるのです。
血糖値は、食事をすることによって増加しますが、1時間から2時間ほどがピークになりその後はゆっくりと減少します。
血糖値が下がらず高い状態のままのことを糖尿病と言います。

糖質制限は糖質を制限することで、血糖値の急上昇や急下降を防ぐ事が出来るとされていますが、エネルギー源も少なくなってしまうというデメリットがあります。
エネルギーが不足すると、それを補うために糖新生という反応が起こります。
糖新生は、コルチゾールというホルモンによって引き起こされるもので、筋肉を分解し生命活動を維持しようとする防衛本能とも言えるものです。

コルチゾールはインスリンの効きを抑えるという働きもあるため、本来であれば下がる血糖値が下がらず高いままになってしまい、結果的に糖尿病を発症してしまうのです。
筋力も衰えてしまうため、基礎代謝量が減って太りやすくなってしまったり、足腰が衰えることもあります。

安全に糖質制限を行うためには、正しい方法で行うということが重要になります。
正しい方法としては、急激に糖質の摂取量を減らさないということです。
糖質制限を行うのであれば、精製されていない米やパン、麺類を選択し必要最低限の糖質は摂取するようにしましょう。
また、糖質を摂取する方法も大切で、野菜やタンパク質を食べた後に食べるようにすることをおすすめします。
色々な食材をバランス良く食べることがポイントです。

正しい糖質制限ダイエットのやり方

糖質制限とは炭水化物の中の糖質と食物繊維の内、糖質のみを制限するということで、よく耳にする炭水化物抜きダイエットとは似て非なるものです。
食物繊維は便秘予防や糖尿病予防、少量で満腹感を得られるなど様々な効果が期待されるので、ぜひ積極的に摂取していきたいところです。
また、極端に糖質を抜くとリバウンドや健康を損なう恐れがあるので、正しいやり方を学ぶ必要があります。

まず見直していく点は主食です。
ご飯、パン、麺類などの糖質を多く含むものは避けていくことです。
しかしながら、糖質には依存性もあるので、白米や食パンなどからGI値の低い玄米やブランパンに変えることや、夜はご飯の量をいつもより3分の1に減らすなど無理なく節制することがポイントです。
他にも炭水化物以外で糖質を多く含む食材もあるので、知らぬ間に摂取していて効果が感じられないといった誤りに注意していかなければなりません。

また、栄養バランスを考えた食生活の改善をしていきましょう。
三大栄養素であるタンパク質や良質な油は毎日取ります。
特に豆類、野菜類、果実類、きのこ類、藻類などは食物繊維を多く含んでいるのでおすすめです。
偏らない食事は、美容やダイエットの効果はもちろんのこと、病気のリスクを下げるためにも大切です。

前述した通り、ドカ食いや欠食などの極端なやり方は、一時は目に見えて痩せるでしょうが、激しいリバウンドに繋がるのでやめましょう。
他にも、食べる順番に気をつけることや食べ過ぎない工夫が、糖質制限だけではなく、安全にダイエットを行なっていく方法ではないでしょうか。
日本人が1日に取るエネルギーの6割程度を糖質で賄うことを推奨している為、私たちが元気にいきていくための栄養素でもあります。
その上で糖質制限は、減量をして痩せること以上に、健康な体づくりをするために必要なダイエット法でもあるでしょう。

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